小錦さんと減量

小錦さんは、ダイエット手術で今回70KGの減量に成功はしましたが、現役時代から270キロの体重は、膝や内臓に相当負担をかけていたようで引退直前には小錦さんの体は、相当悪化していたようです。

引退後、離婚などで小錦さんの体重はダイエットしてなくても一時的に減りましたが、再婚のせいかは定かではありませんがまた体重は増えたそうです。内臓脂肪がつけばそれだけ心臓の負担が悪化するわけで、高脂血症や高血圧、糖尿病など命に関わる病気の危険が伴います。

引退すればダイエットを考え減量する相撲取りが多いのですが、小錦さんの場合なかなかダイエットができないで10年たっても300キロ近くの体重があったというのです。

ハードな練習もなく筋力は衰えるのに300KGの体重を支える膝はやがて使い物にならなくなるのはわかっているし、このままでは病気も引き起こしかねないと小錦さんは考えダイエットの手術にふみっきた様です。

ダイエット 手術

ダイエットの手術として小錦さんが受けた手術とは、ガストリックバイパス手術と言うダイエット手術でで単純にダイエットとして受けるという手術ではなく重症肥満の人が病気の治療という事で受ける手術という事です。

小錦さんのように、これだけの体重が有ればダイエットしないで長く生きるのは難しいと考えられ、アメリカでは15万人、日本でも300人以上の人がこのダイエット手術を受けているそうです。

手術の時間は慣れた医師なら1時間から2時間で出来る手術といわれます。

ガストリックバイパス手術

ガストリックバイパス手術の方法は、簡単に言うと胃の上部を親指大くらいのところから切り離し、途中で切った小腸とつなげます。切った胃の下は縫合し、切った小腸も胃につなげた小腸に縫合します。 これで、胃の大きさが親指大になるというわけです。

胃が小さくなるのですから食べる量が減り、栄養の吸収も少なくなります。つまり、食べれないのですからダイエットできるわけです。

効果は一目瞭然、手術後1ヶ月くらいは1日800カロリーくらいで満腹感を感じると言いますので、これは成人男性が1日2500カロリーくらいが標準といわれていますからダイエット効果抜群なわけですね。

減量することにより糖尿病や高血圧などの疾患も9割がた良くなると言います。一般には、降圧剤やインシュリンなど投薬によりコントロールしなければならないものを普通に生活してクリアできる、更にダイエットも出来るとはすばらしいことですね。

手術費用 条件

小錦さんの受けた手術は保険適用外で費用は100万円から200万円代後半といわれ、手術の適応基準としてBMIが37以上あるか、BMIが32以上で糖尿病か又はそれ以外の合併症を2つ以上持つ人ということです。 因みに美容目的にこのダイエット手術を受ける事は出来ないようです。

このほかの減量のための施術として胃にバンドを巻いて食べ物が通りにくくするラップバンド手術、胃を切り取って小さくする手術、胃の中にボール上のものを入れ、胃の中に入る量を制限する手術などがあります。

小錦さんのダイエット手術は無事に成功したようですがいずれにしても手術は100%安全なものはありませんので、手術は最後の手段と考え、そうなる前にダイエットで減量しましょう。

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